ストーリー
とある新作ブロードウェイミュージカルのためのコーラスダンサーのオーディション会場。
わずか8つの枠をかけ、ニューヨーク中のダンサーたちが成功を求めて集まってくる。
最終選考に選ばれたのは17人の男女。稽古着に身を包んだダンサーたちが、
それぞれの想いを胸に〈コーラスライン〉――舞台の一番正面に引かれた、一本の白いライン――にズラリと並ぶ。
そんな彼らに、演出家ザックは
「履歴書に載っていないことを話してほしい。君たち自身のことを。」
と語りかけ、戸惑いながらも、彼らは少しずつ、ダンサーを志した自分たちの過去を話し始める。
オーディションも終盤に近づき、ザックはさらに「もし踊れなくなったら、どうする?」と問うと、全員の想いは一つだった。
後悔はない。愛するもののためにすべてを賭けた人生を忘れることはない、と。
クライマックスのコーラスラインの上で、きらびやかなスポットライトを浴びて観客の喝采を浴びるのは果たして……?