心理スリラーミュージカル「ブラック メリーポピンズ」


1920年代初頭、ドイツの著名な心理学者グラチェン・シュワルツ博士の豪邸で火事が起こり、
博士の遺体もろとも、すべてが燃え尽きた。全身に火傷を負いながら、猛火の中から博士の4人の養子達、
ハンス、ヘルマン、ヨナス、アンナを救い出した家庭教師メリー・シュミット。しかし、翌日メリーは失踪。
子供たちは誰一人その悲惨な出来事を覚えていない。
それから12年。
いつしか事件は忘れられ、それぞれ違う家庭で新しい人生を送っている4人は、当時グラチェン博士によって書かれた手帳の存在を知る。
そこには事件の真相が…。あの夜、いったい何があったのか…。封印されていたパンドラの箱が開けられる。

あなたが取り出した子供達の記憶、あなたが消しなさい。
この事実は誰にも知られてはならないのです。


【脚本・作詞・音楽】ソ・ユンミ

【演出】鈴木裕美

【上演台本】田村孝裕

【訳詞】高橋亜子

【出演】中川翔子/小西遼生/良知真次/上山竜治/一路真輝



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2014年話題を呼んだ「ブラック メリーポピンズ」が5月より再演。
初演キャストに加えて、中川翔子がアンナ役で初登板します。

2012年、韓国で誕生したミュージカル「ブラック メリーポピンズ」。
脚本・演出・音楽のすべてを一人の女性「ソ・ユンミ」が生み出したこの異色作は、 初演より異例づくしの驚異的な記録を打ち立て、韓国で「ブラック メリーポピンズ・シンドローム」を巻き起こしたほどです。
2014年の日本初演では、演出の鈴木裕美をはじめ、一路真輝、小西遼生、良知真次、上山竜治など強力なキャスティングのもと、 新感覚の「心理スリラーミュージカル」として装いも新たに誕生。 チケットは完売、作品は「2014年ミュージカル・ベスト10」第9位を獲得するなど、各所で高い評価を受けました。
そして2016年、満を持しての再演。今回の再演に際し、ヒロイン・アンナ役には今作品が初舞台となる中川翔子が初登板となります。 さらにハンス(小西遼生)、ヨナス(良知真次)、ヘルマン(上山竜治)、彼らの家庭教師メリー(一路真輝) という日本版オリジナルキャスト続投で幕が上がるこの舞台。
再演を待ち望まれ、期待が高まるミュージカル「ブラック メリーポピンズ」について、 演出の鈴木裕美さん、ハンス役の小西遼生さん、そして初舞台となるアンナ役の中川翔子さんにお話を伺いました。



― 初演のときの手応えはいかがでしたか。

鈴木裕美(以下、鈴木): 初演では毎日劇場に足を運んでいたのですが、お客さまの反応はあまり覚えていないんです。 ただお客さまが緊張して、固唾を呑んで見ておられたのが記憶に残っています。 逆に稽古場は、こういうシリアスなストーリーのわりに愉快だったのを覚えています。
小西遼生(以下、小西): とにかく初演はいろいろな面で濃密でしたよね。 舞台に出たら出ずっぱりだし、子ども時代に返ったり、現代に戻ったり、体力も、声にも負担がかかる。 でも作品の内容に反して楽しかったですね。 普通、暗い内容の作品は終わってもズーンと心に重くのしかかったりするんですが、 この作品は最後のシーンに救いがあるので重苦しくならず、逆に清々しく感じさえしました。

― 再演はどのようにしようと思っておられますか。

小西 再演についてはどういう風に気持ちを持っていこうかまだあまり考えていないのですが、 中川さんが新しく入ることで新しい気持ちになるだろうし、それが原動力になりそうです。 ゼロからつくりあげるというか、再演という感じでなく、新鮮に演じられると思います。

― 中川さんは初舞台ですが、どんなお気持ちですか。

中川翔子(以下、中川): 私は一人っ子でずっと育ってきて、一緒に遊ぶ兄弟がいなかったので、一人で楽しめる好きなことを続けていたら、 それが仕事になったようなところがあって、何でも一人で完結している感じでした。 もちろん、これまでのどのお仕事もスタッフさんたちに本当に支えてもらっていたのですが、 今回の舞台のように、たくさんの方たちがチームワークを組んで一つの仕事を、 長い期間一緒に続けて行くというのは本当に新しい世界で、ドキドキしています。 しかもミュージカルというと一般的には明るく楽しいイメージですが、このお芝居はそういう感じではなく、 それぞれが悲しみや心の傷、孤独、寂しさがある大人の時間、そしてタイムワープして子ども時代に戻ったときの楽しい時間とのギャップがあり、 その対照的な瞬間が、深く繊細なストーリーなので難しくもあり・・・(笑)。 でも一瞬一瞬が経験値を上げると思いますし、いろいろ吸収したいと今からワクワクしています。

― 今回の出演依頼があったときは、いかがでしたか。

中川 最初にオファーがあったときは「えっ!?」とちょっと思いました。この作品はヒットしたミュージカル舞台の再演であり、しかもアンナだけキャストが変わる。大人なのに初めての世界に足を踏み入れるので、迷惑をかけたらどうしようと思ったり。人として成長できるけれど、怖くもありました。でも今はできるだけ周囲の方たちにご迷惑をかけずに、チームワーク良くできれば良いなと思います。鈴木裕美さんは作品や俳優に対しての愛情があり、楽しんでつくっておられるので、すべてを真っ白にしてアンナ役に飛び込んでいきたいと思います。

― 中川さんだけが新キャストで再演することについてどのようにとらえておられますか。また新たな演出プランはあるのでしょうか。

鈴木 その時のそれぞれの俳優さんたちから生まれた人間関係から作られたものなので、 今回は再演ということを意識せず、できるだけゼロからつくりたいと思っています。 そもそも演劇というものは、同じ配役であっても以前をトレースすればもうおもしろくなくなり、死んでしまう。 だから私としては再演はいつも「“前こうだった”は禁止」で始めます。 もちろん「前には、ここでこうした」という話題は出てくると思いますが、それをなぞってつくることはしたくない。
中川さんが加わることでたぶん兄妹の関係性も変わってくると思うし、新たな変化を楽しみにしています。
中川 再演で、キャストもできあがっているところに入るのは、正直言って少しドキドキしていたので 「“前こうだった”は禁止」と裕美さんが言ってくださってホッとしました(笑)。
以前、映画やドラマに出させていただいたときも、どこか”中川翔子”キャラから脱しきれないところがありましたが、 今回は完全に毎日その役として生きるというのがとても新鮮です。 他のキャストのみなさんとも仲良くなりたいし、今回の舞台は本当に楽しみ。素直に「お兄さん、教えて」と言っていきたい。
小西 中川さんを囲んで、どういう兄妹関係が生まれるか。中川さんが入ったことで、 一路さんをはじめみんながどんな反応、リアクションをするかが楽しみです。 このお芝居は、5人という少人数の俳優だけで演じます。 なので、1人のキャストが変わっただけでも、その他の人の受け方も変わってくると思う。 他の2人の兄(良知真次、上山竜治)が、どういう反応を見せるのか興味があります。 中川さんなら「守ってあげたい妹」という気持ちをつくっていきやすいと思います。



― 中川さんは初舞台に向けて今、どんな準備をされていますか。

中川 役づくりのために前回の台本をいただき、初演のDVDも拝見しました。それからヴォイス・トレーニングを始めました。DVDを見て歌のメロディを耳で聴きましたが、今回は耳で覚えるより譜面で覚えた方が変更時に対応しやすいからと譜面を渡されて・・・。もう、目も脳もハートもボディも全部生まれ変わるかも。

― 鈴木さん、再演で大切にされたいポイントは?

鈴木 この作品は、ソ・ユンミさんという才能のある女性が、戯曲も歌曲も自らの手で書いたものなので、美意識が統一されています。 当時31歳くらいの若い魂が書いたものなので、その筆の勢いを大事にしたい。若いエネルギーがあふれているのが感じられる作品です。 今回、中川さんが入ったことでまた稽古のなかで新たな流れが生まれるだろうと思います。
この作品は、仲の良い兄妹があって、それがバラバラにならないとつまらない。 なので、今回の4人じゃないとできない仲の良さをご覧いただけるようにしたいと思います。

― 最後に、今回の舞台の見どころと、ファンのみなさまへのメッセージをお願いします。

鈴木 この作品は5人の俳優しか出ないし、その人たちが演じて、歌う。しかもほとんどの全員がはけることなく出続けます。 大声で叫んだ後によく歌えるなと感心するほど(笑)。 持っている全てを使わないと、演じきれない、こなせないお芝居なので、ぜひ俳優の魅力を丸ごとお楽しみいただければと思います。
中川 素晴らしい作品なので、見終わったときの感覚を楽しんでほしいです。私自身、何もかも初めてなので、裸でぶつかっていく気持ちです。 初演を見た方にはどう違うのか楽しんでもらえるように持っていかなくてはと思っています。 今回のお仕事が人生の学びのターニングになると思うので、私も一生懸命に演じたい。きっと一回見たら忘れない作品になると信じています。
小西 とにかく作品を楽しんでもらいたいと思います。ミュージカルとしては明るいストーリーではないけれど、初演では楽しく、生き生きと役を演じきれた。 脚本も演出も振り付けも、そして計算されたシンプルな舞台装飾も素晴らしいので、そういった総合力を見てください。 それから、新しい可愛い妹も見てもらいたいですね。

  

写真:望月 ロウ
インタビュー:村田泰子
[小西遼生]スタイリスト:森宗大輔/ヘアメイク:小口あづさ(Nanan)
[中川翔子]スタイリスト:宮崎真純

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■東京公演

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 0570-08-9999(10:00-18:00)にて電話受付
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エリア 会 場 公演期間  
東京 世田谷パブリックシアター [HP 5/14()〜5/29()
愛知 愛知県芸術劇場 大ホール [HP 6/17(金)

■チケット料金

【東京公演】S席:9,000円/A席:7,000円(全席指定・消費税込)
【名古屋公演】S席:9,800円/A席:7,800円(全席指定・消費税込)

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。


■公演に関するお問い合わせ

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【名古屋公演】キョードー東海:052-972-7466


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