6月の開幕に向けて稽古真っ盛りの5月13日(金)、都内稽古場にて
ミュージカル『ラディアント・ベイビー〜キース・ヘリングの生涯〜』の稽古場公開取材が行われました。

■稽古風景公開@

♪「THIS IS THE WORLD」
♪「FASTER THAN THE SPEED OF LIFE#1」

1幕冒頭のシーン。キース・ヘリング(柿澤勇人)は自分のアトリエで3人の子供達にアートを教えながら過ごしている。ある日、キースが2日間いなくなり、彼の仕事が止まっていることに困り果てるツェン・クワン・チー(平間壮一)とアマンダ(知念里奈)であった・・・。
キースが人生を駆け抜けるスピード感を表現したオープニングナンバー。

■稽古風景公開A

♪「PARADISE」
クワンの誘いで「パラダイス」というディスコを訪れたキース。キースは、のちに恋人となるDJのカルロス(松下洸平)がかける音楽で、空を突き抜けるような境地を味わう。ディーバマンとディーバウーマンが披露する圧巻の歌声のもと、ディスコの客が繰り広げる激しいダンスが見どころの、この作品で一番パワフルなナンバー。

■歌唱披露

♪「STAY」
物語の終盤で、それぞれの居場所に思いを馳せ、「まだここにいたい」と願うキース、クワン、アマンダ、カルロスが繰り広げる、作品を代表するバラードナンバー。全てのキャストが思いを乗せて、歌声を披露いたしました。

■コメント

【登壇者】柿澤勇人、平間壮一、知念里奈、松下洸平、岸谷五朗(演出)
★柿澤勇人
「まだ稽古が2幕に差し掛かった段階なので、全貌がどうなっていくか探っている状態です。みんなそれぞれ声の色、キャラクター、踊り方も違います。みんなすごく熱くて、そのエネルギーがこの作品に集まれば、80年代の色んなものが混在したエネルギーが映し出されるのではないかと思います。
台本で現在から過去に遡ったり、また現在に戻ったり、というのをどういう風に分かりやすく伝えられるか、みんなで確認し合う作業をしています。あとは、80年代ニューヨークについての資料をみんなで読んでいるので、その時代の感じを出したいなと思いますね。」
★平間壮一
「キャスト1人1人が尊敬できる方なので、本当に楽しいです。役に入りきったものが出るというよりは、私生活の自分たちのチームワークも舞台上にでるのではないかと思っています。特に、五朗さんはそういうパワーを大事にされていると思います。」
★知念里奈
「今、すごく楽しいですね。岸谷さんは、みなさんそれぞれの個性に沿って演出をつけていらっしゃいます。これから2幕に入ってどんな風になっていくのか、私もすごくワクワクしています。」
★松下洸平
「稽古が部活みたいになっています(笑)。みんなで集まってアップして、そこから稽古に入って、汗かいて、久しぶりにこういう感覚を味わっています。五朗さんは、役者のモチベーションを絶対に下げない演出をしてくださいます。すごくスピードの速い作品で、岸谷さんが僕らのケツをバンバン叩いてくれるので(笑)、僕らもそこに負けないように、あと半月ぐらいですけど一生懸命くらいついて良い作品にしたいなと思います。」
★岸谷五朗(演出)
「彼の駆けぬけた人生というのが非常に魅力的であり、彼の生き様と80年代のニューヨークを舞台に繰り広げられるエンタテイメント作品です。振付、踊り、歌が多く、振付・演出を日本版は全部新しくしているので時間がかかっています。1幕がやっと終わって2幕に差し掛かり、非常に丁寧に作っています。
1993年から、「Act Against AIDS」というHIVの子供たちに寄付をするチャリティをやっておりまして、一番初めに立ち上げた時のシンボルマークがキース・ヘリングの絵でした。キース・ヘリング財団が力を貸してくださって、その絵が入ったTシャツの元、「Act Against AIDS」のイベントを始められたんですね。僕にとってはキースの物語を演出させていただけるということが、彼への恩返しというところがありまして。今どっぷりキースの世界に浸っています。 本当に勢いのある時代をミュージカルにしています。是非、皆さんに元気を与えられるような作品にしたいと思います。」


『ラディアント・ベイビー〜キース・ヘリングの生涯〜』は
シアタークリエにて6/6(月)〜6/22(水)に上演されます!

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