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「TAO 20周年記念舞台 DRUM ROCK〜十七人のサムライ〜」 「TAO 20周年記念舞台 DRUM ROCK〜十七人のサムライ〜 左から、山口さん・江良さん・水藤さん」
2013年結成20周年を迎える“TAO”(タオ)
その記念舞台「十七人のサムライ」が今冬Bunkamuraオーチャードホールにやってきます!
今回は、その舞台に先駆けて、中心メンバーの3人に20周年を迎えた“TAO”について、大いに語っていただきました。

TAO 20周年記念舞台 「DRUM ROCK 十七人のサムライ」について

江良「TAOは、和太鼓というトラディショナルな楽器を中心に、三味線や、笛や、琴などの楽器を使った演奏と、棒を回したり、旗を振ったりするアクロバットなパフォーマンスを合わせた総合的な舞台をやっています。今回の「十七人のサムライ」では、そういったTAOの魅力を取り入れながら、“サムライ・スピリッツ”というものを、僕たちの演奏やパフォーマンスで見ていただこうと思っています。完全オリジナルの新作です。」

「十七人のサムライ」は男性をフィーチャーした作品

水藤「ここ最近は女性を主役におしていましたね。和太鼓の力強い印象を逆手にとるような作品を何本かやってきて、じゃあ男はどうなんだ、と。男を使って力強いイメージを全面に押し出したものをやってみたくなった、っていうのが1番の理由。今の僕たちだったらそれをどう表現するのかなと、自分たち自身1番興味があったっていうのがありますね。」

「DRUM ROCK」太鼓で“ROCK”とは?

水藤「太鼓は和楽器ですけど、楽曲を作る中で、僕たち流の解釈として、ロックのリズムを取り入れたりするのが、TAOの魅力のひとつだという自負があるんです。今回は男を中心にした作品ということで、“DRUM ROCK”というフレーズがぴったり合うなと思ってつけました。」

Q.普段からロックは聴かれるんですか?

水藤「よく聴きますね!」
山口「僕らはトラックで移動するんですけど、1日10時間くらい移動する時もあって。運転する人が好きな音楽をかけられるんですけど、水藤さんが運転する時はロックがずーっと流れてますね。」
Q.どのへんのロックを聴くことが多いですか?

水藤「僕はビートルズだったりとかレッドツェッペリンとか。最近だとストライプスとか、新鮮でいいなーと思いながら聴きますね。そんなのを聴いてると、これちょっと太鼓でやってみようかなーとか思ってみたり。(笑)」
山口「音楽に合わせてハンドル叩きまくりますよね。(笑)」

Q.移動中に生まれたアイディアが曲に反映されてたり?

水藤「ありますね。やっぱり音楽を聴いて、僕はロックが中心ですけど、他にも幅広く色々聴いて。その中にヒントはごろごろ転がってるので。」

TAOのステージプロダクション

水藤「ストーリーをうちのプロデューサーが考えて、それを元に僕らは楽曲を作っていく。こういうシーンにこういうのどうですか?とか。骨組みをそれぞれ考えていたものがあって、その線いいねってことで、それがオープニングになるかもしれないし、途中のふっとしたシーンになったりもするし。まずパズルのピースが出来上がっていって、最終的にそれが完成していくと。」

Q.曲の数も結構ありますよね。毎回新しい曲があって。

江良「やっぱり進化していくんですよね。ツアーをやっている中で、曲も少しずつ変えていって、最終的には違う曲になっちゃったとか。1年公演をやって、12月の終わりくらいになると、最初に見た人がびっくりするような、全然違うものになってますね。」
山口「さっき水藤さんが言ってたように、移動中に車の中で思いついたフレーズを書き留めたり、それの集大成というか、色んなところから集まってきたものがひとつの楽曲になっていってっていう。」
水藤「毎日のように公演をやっているので、モチベーションの維持にも繋がっているというか。同じことをずっと繰り返すだけでは、生命力が弱まっていっちゃう。僕らの場合は、守っていくより、どんどん壊してやり直して、新鮮な空気を送り込んで、それがやっぱり次の作品に繋がっていきますね。」
江良「新作を作る時に、象徴的なものほど壊すんですよ、あえて。例えば、衣装が赤だったり、使っている旗も赤だったりしたら、あえてそれをやめて、次はモノトーン、みたいな。『現状のものを壊してでも、新しいものを』っていう作り方ですね。」

ファッションデザイナー 「コシノジュンコ氏」とタッグで魅せる

江良「今回も新しい衣装が何点か追加される予定になっています。パリコレなどでも出てきているような、コシノ先生としても最先端のものを今回の舞台でも使いたいと。皆さんが驚かれるような衣装になると思います。実際サンプルを着させてもらって、動いたりしたんですけど、動くだけで存在感が出るし、オーラも出るし、衣装がものすごく目立つんですよ。ただ着てるだけではなくて、動きとリンクしてる新しい衣装が出てくると思います。」
水藤「衣装を着ると、それに適応した動きとかを僕たちも考えるようになって、衣装とパフォーマンスとが比例しながら、お互いに調和していきますね。」
山口「曲と衣装もうまくリンクしながら一緒に作ってますね。コシノ先生と話して。」
水藤「遠慮なく言うんですよ。最初出来たものを着て「いや、これはちょっと叩きにくいです」って言える雰囲気を先生が出してくださっています。世界のコシノジュンコ先生が作ったものを着て、『着にくいとはなんだー!』というイメージがあったんですよ、最初は。ですが、『何でも言っていいのよ。』という雰囲気をコシノ先生が作ってくださいました。それからもう動きにくいというのはまずありません。僕たちの動きをわかっていただいた上でデザインして頂いてるんです。」
江良「コシノ先生がすごいと思うのは、みんなの話をしっかり取り入れるっていうか、『私のデザインのこれでやって!』ではなくて、みんなの話を聞きながら、『これなんかどう?』とその場でスケッチをされるんです。『これはちょっと太鼓と合わないかもしれないです。』というと、サーーーーーーっと次の新しいデザインを描かれている。そのコミュニケーションというか、話し合いをすごい大事にされるところがすごいなと。」

2004年に世界最大の芸術祭「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」に初参加し、大成功をおさめたTAO。国内でも公演を重ね、高い評価を得ている。20周年を迎え、自身の成功を実感する瞬間とは?

水藤「どうだろうな…コシノジュンコ先生とご一緒しはじめたくらいかな。けどまだまだだと思います。」
江良「まだ地道にっていう感覚が僕たちのなかではあります。」
水藤「胸張ってはまだ言えないですね。まだ途中。」

自分たちのパフォーマンスに誇りを持ちながら、なお新しいものを追い続けるアグレッシブな“TAO” 常に全力、全身全霊をかけたステージは必見です!

皆様へのメッセージ


山口「舞台を見てもらって、見た人が元気になって、日本人で良かったなと誇りに思ってもらえるような舞台にしたいですね。」


水藤「TAOってやっぱりおじいちゃんから、お父さん、お母さん、お孫さんまで一緒に楽しめるショーだと思っているので、是非家族で楽しんで頂けたらって思ってます。」


江良「和太鼓の常識を覆すと思うんですよ。『太鼓ってこんなにかっこいいんだ、太鼓でここまで表現出来るんだ』って。そういうのを皆さんに知って頂きたいです。」
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TAO 20周年記念舞台 DRUM ROCK〜十七人のサムライ〜 公演概要