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舞台
『母さん、ラブソングです。』

INTRODUCTION

鈴木おさむ×田中圭
黄金コンビが5年振りに復活!

2024年に放送作家を引退した鈴木おさむが書き下ろす最新作に、約1年振りの舞台となる田中圭が主演。5年ぶり4度目のタッグを組む二人の舞台『母さん、ラブソングです。』が今夏上演されます。本作はシリーズ初となる本格的な「2人芝居」。共演は、かねてより同タッグの大ファンだと話す矢崎広。幅広い世代から支持されるシンガーソングライター平井大の書き下ろし楽曲とともに、鈴木おさむならではの予測不能な展開、そして人間の本質を突くドラマが融合した、エンターテインメント作品がここに誕生します。

STORY

かつてヒット曲も生み出したが、今や落ちぶれてしまったミュージシャンの兄。
そんな兄(田中圭)に複雑な愛憎を抱えながら対照的な人生を歩む弟(矢崎広)。
二人が抱える葛藤や過去の傷、母への想いが交錯していく……。

INTERVIEW

舞台『母さん、ラブソングです。』で二人芝居に挑む、田中圭さんと矢崎広さん。もともと同じ事務所の先輩後輩として交流はあったものの、しっかりと共演するのは初めてだというおふたりに、作品への意気込みをお伺いしました。
田中圭さん、矢崎広さん
(左から)田中圭さん、矢崎広さん

おさむさんの引退で、もう舞台はないのかと思ってた

―― 田中さんは鈴木おさむさんとのタッグは5年ぶりとなります。この作品のお話を最初に聞かれたときはどのような感想を持ちましたか?

田中「またやりますか。今度はどんな話になるんですか」っていうぐらいの感じでした。最初はもう少し登場人数が多かったんですが、途中でおさむさんが「一人芝居がいい」と言い出して。僕は「嫌です!」って言ったんですけど……結局二人芝居になっていました(笑)。おさむさんの舞台はとにかくセリフが多くて、1作目より2作目、2作目より3作目とどんどんセリフ量が増えていくのに、4作目が二人芝居になったら、セリフ量がどうなることやら(笑)。

矢崎これまでの3作とも観ましたが、本当にすごいセリフ量でしたよね(笑)。僕、1作目の『芸人交換日記』を観て本当に大感動しまして。圭さんに「出たいです」と相談しました。そこからおさむさんとご飯をご一緒する機会を作っていただいて、今作が決まった経緯があるんですが、奇しくも『芸人交換日記』も2人でぶつかり合う作品だったので、これは運命みたいなものを感じるぞ、と勝手に思っております(笑)。

―― 田中さんは今回で鈴木おさむさんとの4作目のタッグとなりますが、以前からまた一緒にやりたいという話があって今回実現したのでしょうか?

田中おさむさんが放送作家を辞める、引退するという話を聞いて、「じゃあ、あの舞台シリーズもなくなるんだな」と僕は勝手に思っていました。なくなるのかと寂しく思っていたら、あの人相変わらず忙しいし、結局4作目もあるし、「一体どういうことだろう?」と(笑)。でも、またやれることになって嬉しさはあります。おさむさんの舞台は独特で、他では味わえない感情が動く作品なので、今回はどんなものになるんだろうっていう楽しみはもちろんあります。で、それが矢崎との二人芝居というのは、高い壁だよねって思っています。

矢崎僕もご飯会の後に「引退」というニュースが出て、なくなっちゃったと残念に思っていたんですが(笑)。でも、今回おさむさんと圭さんと一緒に舞台ができるのは本当に嬉しかったですし、全力で圭さんとぶつかれると思うと後輩としてすごくやりがいを感じます。あと、稽古場で「鈴木おさむ×田中圭」の芝居がどう作られるのか、そこに入れるのも、ファンみたいになっちゃってますけど、すごく楽しみです。

―― 今回の共演以前の、お二人のこれまでの関係性や、お互いの印象について教えてください。

田中同じ事務所で、昔から一緒に遊んだり、ご飯行ったりとか。事務所の後輩の中では、すごくお互い時間を共にしてきている後輩の1人で、身内感がめちゃくちゃあります。

矢崎僕が事務所に入って、右も左もわからないときに本当に面倒を見てもらった、すごく慕っているし、ずっと自分の先を走ってくれる先輩だなと思っております。最近はなかなか行けてないですけど、カラオケとかも行きましたよね。僕はだいたい懐メロですが、圭さんは流行りの歌を歌うんですよ。今もそうですか?

田中カラオケしてないから歌えるかはわからないけど、ヒットチャートはひと通り聴いてるよ。舞台に話を戻すと、矢崎と一緒というのは、初めましての人との二人芝居よりはアドバンテージはあります。今のいい関係性のまま最後まで進めたらいいなとは思いますけど、もしかしたら喧嘩するかもしれないし、逆にさらに仲良くなるかもしれないし(笑)。舞台は未知なものが多いから楽しみな気持ちのほうが強いです。

矢崎僕、実際には弟がいる兄ですが、普段から圭さんのこと兄のように慕っているつもりなので、兄弟という設定はすっと入れるような気がしています。

あて書きだというけど「全然ちげえ!」と毎回思ってる

田中圭さん
―― それぞれのキャラクターについて、鈴木おさむさんの「あて書き」の部分はあると感じますか?

田中おさむさんは毎回、僕を見てあて書きして役を書いてるっていうんですけれど、いつも自分とは「全然ちげえ!」って思いながらやってるんです。しかも毎回夢を諦める役なんだよね(笑)。おさむさんからはそう見えているのかもしれないけど。あとは「こういうところあるじゃないかな」くらいでおさむさんが書いてるんじゃないかと思うようにしています。

矢崎大ファンの僕が思うのは、きっとおさむさんも波乱万丈な人生を歩んでいて、多分圭さんのことを「自分の同志」だと感じているんだと思うんです。だから、きっとご自身の大変だった思いとかを圭さんの役に重ねているところもあるのかなと。二人が重なることによって、作品の魅力がどんどん引き出されているんじゃないかなと思います。(笑)。

田中でも、客観的に観ていて「あ、圭さんっぽいな」と思うところはないでしょ?

矢崎いや、ありますよ! 言葉とかに圭さんらしさがあるというか、おさむさんと圭さんの魂のリンクを感じつつ、圭さんの気質を生かしながらそれを表現しているっていうイメージです。僕自身はおさむさんとそこまで関係値が深くはないので、きっと今回演じるキャラクターは、兄に対しての対比という位置づけかなと。色々と抱えていて魅力的な役だなと思ってますし、お客さんとも色んな感情で共感していただく部分が多い役になっていくんじゃないかなと思うので、そこがすごく楽しみです。

「想像もしない裏切り」と「人間が欲する王道」のさじ加減が絶妙

矢崎広さん
―― 今回で第4弾となりますが、鈴木おさむ作品の魅力はどんなところにあると思いますか?

田中おさむさんの作品は、複雑でわからない深さよりは、わかりやすくダイレクトに提示して「あなたはどう思いますか? どう感情が動きますか?」と強く訴えかけてくる作品。だからこそいろんな人に響くし、いろんな人を揺らせるんじゃないかなと思っています。共感性も高いから、舞台を見たことないなという方にはとても見てほしいなって思います。

矢崎これまでの見る側として感じていたのは「想像もしない裏切り」と「人間がどこかで欲している王道」、この組み合わせが絶妙なところです。なんとなく先が読めちゃうようなさじ加減じゃなくて、本当に気持ちいいタイミングで、そのふたつが入ってくる脚本構成になっていることにとても感動しましたし、気持ちいいなと。感情がどんどん揺さぶられていくっていうところも、観る人が惹きつけられるところかなと思います。

―― 最後に、おふたりの舞台を楽しみにしている皆さんに一言ずつメッセージをいただけますでしょうか。

矢崎本当に追いかけ続けてきた「鈴木おさむ×田中圭」の作品です。現場には先輩である田中圭さんがいるので、圭さんにも「頑張ってるな」と思ってもらいたいし、お客さんにも楽しめますような舞台をお届けして、「舞台って楽しいな」って思っていただける作品にできたらいいなと思います。よろしくお願いします。

田中僕自身、お芝居をするのが久しぶりなので、自分自身も楽しみです。今回もおさむさんと、素敵な劇場で二人芝居を長い期間やらせてもらえるので、「これがエンタメだよね」っていうものを皆さんに見ていただきたいと思っています。ぜひ楽しみに足を運んでいただければ嬉しいです。

(取材・文/幸山梨奈)
(撮影/山本春花)

《田中圭》

■ヘアメイク
大橋覚(VANESSA+embrasse)(Ohashi Satoru)

■スタイリスト
荒木大輔(Araki Daisuke)

■衣装
・パンツ ¥44,000 
saby/evolve TEL:03-6823-5074
その他スタイリスト私物

《矢崎広》

■ヘアメイク
野﨑文志(SUN VALLEY)(Nozaki Bunji)

■スタイリスト
矢島世羅(Yajima Seira)

■衣装
・シャツ ¥30,800 
texnh/canall TEL:03-6661-6190
・Tシャツ ¥6,990 
UNFILO/オンワード樫山 TEL:03-5476-5811
・デニム ¥30,800 
saby/evolve TEL:03-6823-5074
・サンダル ¥70,400 Paraboot

CAST&STAFF

【出演】

田中圭

矢崎広

【脚本・演出】
鈴木おさむ

【楽曲提供】
平井大

INFORMATION

公演名
舞台『母さん、ラブソングです。』
会場
【東京】東京芸術劇場 プレイハウス
上演日
2026年7月31日(金)~8月16日(日)
料金
S席 11,000円