『Q』というワードが意味するものとは……?
そう、『Q』 は、あの世界的ロックバンド、クイーン(QUEEN)!!
フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ジョン・ディーコン、ロジャー・テイラーの4人から成るクイーンは、1973年にイギリスでデビュー。革新的なアレンジと画期的なライブパフォーマンスで、世界中で絶大な支持を獲得してきた。フレディは惜しくも1991年にこの世を去ったが、以降もブライアンとロジャーは、クイーンの活動を今日も継続中である。
半世紀前、まだ世界的な評価を受ける以前から、いち早く、しかも熱狂的に自分たちを受け入れてくれた国として、クイーンのメンバーは日本に特別な思い入れがある。
そんな彼らが、それまでの音楽シーンには皆無だった画期的なスタイルで創作したのが、名曲「ボヘミアン・ラプソディ」を含む 4thアルバム『オペラ座の夜』(1975年。原題:A Night At The Opera)だった。このアルバムが、彼らのキャリアにおいてエポックメイキングな一枚となったことは、もはや世界中の音楽ファンが知るところである。
「クイーンが愛する日本で、彼らの名盤『オペラ座の夜』の世界観を舞台にできないか?」という オファーを 野田が受け、構想すること2年……。
野田秀樹は、『オペラ座の夜』に着想を得て、創作ワークショップを重ねてきた。すると、そこから生み出された世界観にクイーンのメンバーが大きな感銘を受け、自らにとっても大切な一枚である『オペラ座の夜』全楽曲の使用を快諾。NODA・MAPの『Q』は、クイーン“公認”の新たな、しかも画期的な作品として、いままさに生まれようとしているのだ。
野田秀樹meetsクイーン!!常に新たな題材に挑み続けてきた野田が、世界的ロックバンドの珠玉の名盤に挑む。果たして、両者の出会いは、どのような化学反応を起こすのか?!
――令和元年10月。謎が謎を呼ぶ“4人のロミジュリ”が、クイーンが、NODA・MAPに降臨する。演劇史に新たな1ページを刻むNODA・MAPの『Q』に、是非ともご期待下さい!!