INTRODUCTION イントロダクション

数学でこの国を救えるのか──

漫画家・三田紀房によって生み出された『アルキメデスの大戦』は、数学者の視点から第二次世界大戦を描くという、かつてない切り口の作品。戦艦大和建造の是非をめぐって繰り広げられる、息もつかせぬ攻防戦は多くの読者をとりこにした。2019年夏には映画監督・山崎貴によって実写映画化され、大きな話題に。

今回、初の舞台化にあたって脚本と演出を手掛けるのは、演劇界が最も注目する劇団のひとつ、劇団チョコレートケーキのクリエイター陣。独自の視点で史実に隠されたドラマを紡ぐ古川健の脚本と、骨太な作品の中に人間の心情を丁寧に描く日澤雄介の演出によって、2022年秋、舞台『アルキメデスの大戦』が幕を開ける!

STORY ストーリー

1933年、軍事拡大路線を歩み始めた日本。戦意高揚を狙う海軍省は、その小腸にふさわしい世界最大級の戦艦を建造する計画を秘密裏に進めていた。そんな中、航空主兵主義派の海軍少将・山本五十六は、海軍少将・嶋田繁太郎と対立。嶋田派の造船中将・平山忠道が計画する巨大戦艦の、異常に安く見積もられた建造費の謎を解き明かすべく協力者を捜している。そこで山本が目を付けたのは、100年に1人の天才と言われる元帝国大学の数学者・櫂直。しかし、軍を嫌い数学を偏愛する変わり者の櫂は頑に協力を拒む。そんな櫂を突き動かしたのは巨大戦艦建造によって加速しかねない大戦への危機感と戦争を止めなければならないという使命感。櫂は意を翻し、帝国海軍という巨大な権力との戦いに飛び込んでいく。

櫂を補佐する海軍少尉・田中正二郎や尾崎財閥の令嬢である尾崎鏡子の協力によって、平山案に隠された嘘を暴く数式にたどり着くまであと少し。決戦会議の日は刻一刻と迫っている──。

天才数学者VS帝国海軍、
前代未聞の頭脳戦が、ここに始まる。

CAST&STAFF キャスト&スタッフ

【出演】

櫂 直:鈴木拡樹
田中正二郎:宮崎秋人
尾崎鏡子:福本莉子
高任久仁彦:近藤頌利
大里 清:岡本 篤
大角岑生:奥田達士
嶋田繁太郎:小須田康人
山本五十六:神保悟志
平山忠道:岡田浩暉

【原作】
三田紀房
『アルキメデスの大戦』
(講談社「ヤングマガジン」連載)

【舞台原案】
映画「アルキメデスの大戦」
(監督 脚本:山崎 貴/製作:
「アルキメデスの大戦」製作委員会)

【脚本】
古川 健
【演出】
日澤雄介

INTERVIEW インタビュー

舞台『アルキメデスの大戦』は、コロナ禍で一度は中止となるものの、約2年の時を経て上演が決定。実力派キャスト&クリエイター陣が再結集することとなった。
主人公の天才数学者・櫂直を演じるのは、抜群の存在感と確かな演技力で観客を魅了する鈴木拡樹。櫂を補佐する海軍少尉・田中正二郎役に、舞台作品を中心に人気と注目を集める実力派の宮崎秋人。久々の共演を心待ちにしていたというふたりに、作品や役への思いをお聞きした。

宮崎秋人さん、鈴木拡樹さん
俳優 宮崎秋人さん(左)、俳優 鈴木拡樹さん(右)
── 2年越しに上演が決まったことに対する思いをお聞かせください。

鈴木拡樹(以下、鈴木) もともと2020年6月公演の予定でしたが、コロナの影響で稽古すらできず、未消化のまま終わってしまいました。いまこうしてほぼ同じキャストが揃い、リベンジできることが感慨深いです。全公演完遂して、コロナ禍の中のネガティブな感情を払拭できるような作品にしたいです。

宮崎秋人(以下、宮崎) やっとこの公演が打てるうれしさもあり、2年前には考えられなかった世界情勢によって作品の感じ方が変わってしまったという複雑な思いもあります。でも、一昨年では持ち得なかった使命感や責任感を強く感じながら、今年10月の公演に挑むことができるなと思っています。

── 原作や脚本を読んで感じた、作品の魅力を教えてください。

鈴木 時代背景的には史実に基づいていますが、日本国内の造船に対する賛否で争うという作品は他にはないと思います。この頃の時代に詳しい方もそうでない方も、楽しんでいただけるのではないでしょうか。

宮崎 他の戦争映画などに触れてきた中で、戦艦大和というのは象徴的な存在であったりみんなの希望であったり、そういう面もあると捉えていました。本作はそれを否定する立場の人物も出てくる作品なので、とても興味深く感じながら原作や台本を読み、映画も観ました。角度が変われば意見も変わり、争う両者それぞれの正義があるわけです。もともと自分が持っている考え方を、考え直させてくれる作品だと感じました。

鈴木拡樹さん
── ご自身の役についてどのように感じましたか?

鈴木 台本を読んでみてひとつ言えるのは、莫大な量のセリフがあるということです(笑)。映画作品を観たので想像はできていたとはいえ、ちょっと度肝を抜かれました。会話劇の作品の中で、僕の演じる櫂直は淡々と喋る数学者。ほぼ初めてに近いタイプの役ですし、自分と真逆なので、それを楽しめるレベルまでいけたらいいなと思います。僕自身は数学が苦手です!この作品をやることになった2年前、「数学が楽しくなる」みたいな本を読んでみたけど、途中で断念しました(笑)。

宮崎 会話で紡がれていく作品なので、いろんな人と会話を楽しめたらいいなと思います。田中正二郎という男が、櫂と出会うことによってどんどん変わっていく様は、台本を読んでいるだけでもワクワクします。最後は本当に力を合わせて、大きなことを成し遂げようとしている。その成長をひとつの作品の中でしっかり見せられたらいいですね。自分というものをあまり表に出す男ではないのですが、垣間見える部分もある。そのバランスをうまく表現していけたらと思います。

── 舞台版ならではのおもしろさは、どんなところでしょうか?

宮崎 心情を吐露するシーンがわりとどの役にもあり、そういうのは舞台ならではだなと思いました。あとはやっぱり、演出の日澤雄介さんが、どんな演出をされるのか、がかなり大きいかなと。このお話をどうやって舞台でやるんだろうというのは、役者にとってもお客様にとっても楽しみな点だと思います。

鈴木 時系列が入れ替わっているところもあり、なんとなく未来を予感させながらお客様にお話を伝えていくスタイルで、そこが原作とは違うところ。おもしろい見せ方だと思います。それから、個人的に好きなシーンが結構入っているんですよ。櫂がアメリカに旅立とうとしてお嬢様(福本莉子演じる尾崎財閥令嬢)と話すシーンや、櫂には珍しく感情が数学を超える瞬間とか。そういう部分の演出がどうなるか楽しみです。

宮崎秋人さん
──久しぶりの共演で、お互いに変化や成長を感じる部分はありますか?

鈴木 秋人くんは、しばらく会わない間にたくさんの作品で経験を重ねていて、いろんなものを吸収しているんだろうなと。だから久しぶりに一緒にお芝居するのが楽しみでしかたない!稽古に入ったら、前回共演したときとはだいぶ別人に見えるんだろうなあ。「誰?」って突っ込むかも(笑)。

宮崎 成長してればいいんですけど(笑)。20代前半の頃に拡樹くんと共演したときは、常に支えてもらっていました。

鈴木 しっかりしてましたよ。

宮崎 いやいやいや…。そういえば初めて座長を務めた作品では、ふらふらでカーテンコールに立てなくて、拡樹くんに肩を担がれて舞台に上がっていたことを思い出します。いまこうして、また拡樹くんの横に立てるとは…“思い強め”です!

── お互いの他に、共演を楽しみにしているキャストはいますか?

宮崎 近藤頌利です。事務所の後輩で面識はあるんですが、共演は初めてなんですよ。決まったときに、「ようやく共演できてうれしいです。頑張ります」ってメッセージがきて。僕は「がっかりさせないように頑張ります」と返しました。カッコいいところを見せられたらなと。

鈴木 熱い男がふたり(笑)。頌利くんとは舞台『刀剣乱舞』で共演したことがあって、熱い男、ハートがすごいなという印象。また一緒にできるのが楽しみです。あとは、神保悟志さん。神保さんのオーラに負けないように頑張りたいですね。

宮崎秋人さん、鈴木拡樹さん
──「自分は〇〇の天才!」と思うことと、これまでに出会った中で天才だと思った人を教えてください。

鈴木 う〜ん、僕は超凡人だからなあ。

宮崎 んなことないでしょ!僕は飲み屋さんで居合わせた人となら、従業員さんだろうがお客さんだろうが誰とでも仲よくなれます。一期一会を楽しむことが得意なので、またそういう場を気兼ねなく楽しめるときがくるといいな。

鈴木 ある意味、天才の逆を行くパターンかもしれませんが。パソコンでもスマホでも、アプリの操作をしていると高確率でおかしなことになります。よくわからないエラーメッセージが出たり。謎の画面に遭遇する天才で、アナログ人間です(笑)。

宮崎 拡樹くんがスマホを触っているところなんて、片手で数えるくらいしか見たことないですね。

鈴木 うん、ほぼ時計代わり。天才だと思うのは、僕たち共通の知っている人だと、西田シャトナーさんかな。

宮崎 あ〜、天才ですね!

鈴木 感性の天才というか、発言が天才というか。とにかくすごいなと思います。

──最後に、あらためて今作にかける思いをひとことお願いします。

鈴木 舞台出演が半年空いてしまったことがあり、久々に舞台に立ったとき、あらためて舞台っていいなと実感しました。お客様が入ってくださることや、演劇ができることのありがたみが身にしみました。コロナの影響で一回も上演できずに全公演が中止になってしまったのは、僕の出演作品の中では『アルキメデスの大戦』だけなので、今回リベンジできるのは本当にうれしいです。

宮崎 僕も同じです。この2年でいろんな方たちと出会い、ずっとご一緒したかった方々とも共演できたので、2年前にはできなかった田中正二郎を演じられるのではないかと期待しています。そういう意味では、このタイミングで今作に臨むことができてよかったのかも。久しぶりに拡樹くんと共演できるのも特別な思いがあるので、頑張りたいと思います!

鈴木拡樹
<スタッフ>
ヘアメイク:AKI/スタイリスト:中村美保
<衣装協力>
◆シャツ amok/Karaln ¥26,400- 
問:Karaln/03-6231-9091
◆パンツ Iroquois/Karaln ¥27,500- 
問:Karaln/03-6231-9091
◆靴 ASICS RUNWALK ¥26,400- 
問:アシックスジャパン株式会社 
お客様相談室/0120-068-806

宮崎秋人
<スタッフ>
ヘアメイク:野中真紀子(é clat)/
スタイリスト:青木紀一郎

  • 鈴木拡樹さん
  • 宮崎秋人さん
  • 鈴木拡樹さん
  • 宮崎秋人さん
  • 宮崎秋人さん、鈴木拡樹さん
  • 宮崎秋人さん、鈴木拡樹さん
  • 鈴木拡樹さん
  • 宮崎秋人さん

EVENT 公演情報

公演名
舞台『アルキメデスの大戦』
対象公演日程

2022年10月3日(月)~10月15日()

※横スクロールで公演日程が確認できます。

2022 10/3
(月)
10/6
(木)
10/7
(金)
10/8
()
10/9
()
10/10
(月・祝)
10/11
(火)
10/14
(金)
10/15
()
13:00
18:00
会場
【東京】日比谷シアタークリエ
上演期間
2022年10月1日(土)~10月17日(月)
料金
全席指定 9,200円⇒ ご優待価格 8,300円
備考
  • 本公演のチケット購入代金のお支払いにはVisa付エポスカード(プリペイド含む)のみご利用いただけます。
  • 予定枚数終了次第、受付終了となります。
  • 表示されている公演日・席種のみの受付となります。
  • 1度お申込みいただいた公演の追加申込みはできませんのであらかじめご了承ください。
  • この優待販売は、必ずしも良席を保証するものではございません。
  • ご観劇前に日比谷シアタークリエの感染症対策についての記載を必ずご確認の上、ご来場下さいますようお願い申し上げます。
公式HP
https://www.tohostage.com/archimedes/index.html

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