日本音楽の新たな可能性を拓いた作曲家たち。その源流をさぐり、いまに至る”ニッポン”の音を聴く一夜
大正から昭和にかけて、西洋音楽の急激な受容に伴って、折衷時期にあった日本音楽では、社会階層や職業にとらわれない新しいジャンルが生まれました。この流れを、尺八音楽、大和楽、オークラウロ、戦後の太棹三味線作品で辿ります。
後半では、紀尾井ホール室内管弦楽団が初めて和楽器と共演します。和楽器とオーケストラによる日本で最初の協奏曲として現在では音源のみが残る町田嘉章「三味線協奏曲」を復元して演奏します。
〔プログラム〕
中尾都山「春の光」
大倉聴松 大和楽「田植」
中能島欣一「千鳥の曲を主題とせる三絃曲」
杵屋正邦「太棹のためのコンポジション第一章」
町田嘉章「三味線協奏曲第1番」
宮城道雄「越天楽変奏曲〜箏と管弦楽の協奏曲」
廣瀬量平「尺八とオーケストラのための協奏曲」
[出演者]
野村峰山、大和左京、大和櫻笙、藤舎千穂、志村禅保、上原真佐輝、鶴澤三寿々、
杵屋勝十朗、安藤政輝、
阪哲朗、紀尾井ホール室内管弦楽団
公演日:5/8〜
5/8
会場:
日本製鉄紀尾井ホール