ミュージカル『スクールオブロック』のチケット情報

ミュージカル
スクールオブロック

イントロダクション

日本初演にふさわしい豪華キャストが集結!
誰もが笑えて泣けて楽しめるロックミュージカル

2003年、映画「スクール・オブ・ロック」が全米で公開され、老若男女誰でも楽しめる音楽コメディ映画として大ヒット。2015年にブロードウェイ、2016年にロンドン・ウエストエンドでミュージカル『スクール・オブ・ロック』が開幕し、世界の演劇を牽引する2大都市を席巻した。日本では2020年に上演を予定していたものの、新型コロナウイルス感染拡大により全公演中止となっていた。

ついに2023年、念願の日本初演を叶えることになり、豪華なキャストが集結。さらにバンドメンバーとなる生徒役には、大規模オーディションによって選ばれた子供たちが決定。最低で最高の教師を演じる西川貴教&柿澤勇人(ダブルキャスト)と、スクールバンドによるステージ上での生演奏は必見だ。

ストーリー

デューイは、アマチュア・ロックバンドのギタリスト。ビッグなスターを夢見るが、思いとは裏腹にバンドはクビに。

居候する友人ネッドの名を騙り、エリート進学校に教師として潜り込むが、勉強を教える気などさらさらない。しかし、彼が臨時の担任となったクラスには、音楽の才能に満ち溢れた生徒たちがいた。そして、生徒たちとバンドを組んでバンドバトルに出場し、賞金を手に入れようと思いつく!

ディーイの熱血ロック講義が始まった! 子供たちを言いくるめ、おカタイ校長の目を盗んで、教室にエレキギターやドラム。キーボードを持ち込むが…。

インタビュー

ミュージカル『スクール・オブ・ロック』は、数々の名作ミュージカルを手掛ける巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーがプロデュース&作曲。日本版の翻訳・演出は鴻上尚志、訳詞は高橋亜子が担当し、最高のミュージカルを作り上げる。
日本初演となる本作で主演を務める西川貴教さんにお話を伺い、作品の見どころやデューイ役の魅力、共演する子供たちへの思いなどを語っていただいた。

西川貴教さん
ミュージシャン・俳優 西川貴教さん
――2020年の公演が中止になり、今回やっと上演できることへの思いを教えてください。

キャストの子供たちが夢中になって頑張る姿や、会場が一体となる雰囲気を楽しんでいただけるのが、この作品のおもしろさやすばらしさだと思います。だからこそ、皆さんに安心して観ていただける状況が一番。コロナ禍を抜け、ちょうど夏休みの時期の公演となるので、お客様にも僕らにとっても気持ちのいいステージになると思います。この3年間お待たせしてしまいましたが、待った甲斐のあるような舞台にできればと思っています。

――日本初演作での主演となりますが、意気込みをお願いします。

まず、このようなチャンスをいただけたこと、デューイという作品の軸となる役を託していただけたことは本当に光栄です。僕自身もこの作品から何か新たなものをつかみ、それを生かしていろいろなものを皆さんに還元していきたいと感じています。稽古がまだこれからなのでどんな風になるかわからないですけど、作品や楽曲が持つ力を、ステージに乗ったキャスト全員で何倍にもしてお届けできたらと思います。

――出演オファーが来る前に、作品をご覧になったことは?
西川貴教さん

ニューヨークで観劇したことがあります。ロイド=ウェバーというと『オペラ座の怪人』のようなザ・ミュージカル!という作品をイメージしがちだと思いますが、こんなにも時代を切り取った音楽を、しっかり“らしさ”も出しながら作品として完成させられるのはやっぱりすごいなと。(ダブルキャストの)柿澤くんはたくさんのミュージカル作品に出演されて経験もすごいですけど、僕みたいな者からすると、ロイド=ウェバーの楽曲を歌わせていただくチャンスは正直少ないので、そういう意味でもやはり光栄ですね。
そしてこの『スクール・オブ・ロック』の企画制作はホリプロ。さかのぼれば『ピーターパン』もそうですが、家族で音楽とお芝居を楽しむ文化を作って来たプロダクションです。作品のモチーフやテーマを理解して、日本版として多くの人に届けたいという思いを感じています。たからこそ、託されたデューイという役の重さもきちんと感じながら、すごく楽しみたいと思っています。

――デューイという役の魅力はどんなところでしょうか。

良くも悪くもまっすぐで、頑固で、不器用。人がどう思うかではなく自分は何をなすべきなのか、自分はどういう感情で動いているのか表現するのって、正直我々はちょっと難しくなっていますよね。今はSNSなどもあるから、何かを発言・発信する前に周りの反応やいろいろな状況を勘ぐってしまうし、空気を読む。でも、世界中でブレイクスルーする人って、空気を読まない人かもしれないと思う瞬間もある。僕にはない魅力をデューイにすごく感じているんです。デューイという役を通して、今まで自分になかった部分を存分に楽しむ、またとないチャンスかもしれない。だから思いきり、ロックスターを気取ってやりたいなと思います!

――今作ではたくさんの子供たちと共演されますが、どんなことを感じていますか。

今はデジタルネイティブな時代だし、実際にそのものを触らずともニアーなものは手に入れられたりする。だから、小さな子たちは生の楽器を演奏してみるとか、そういったことに興味を持ってくれるのだろうかと思っていました。でも、キャストとして選ばれた子供たちが生き生きと音楽に夢中になってくれている姿を見ると、こういう子たちがもっと増えたらいいなと思うし、彼らの才能をもっと伸ばしてあげられる環境を僕たちが作ってあげなきゃいけないんだなと思いますね。

西川貴教さん
――その子供たちと、これから長い期間一緒に過ごすわけですね。

稽古から大阪公演まで含めると、約3ヶ月一緒です。いや〜、どうなっちゃうんだろう。子供たちはその期間にすごく変化するでしょうね。ただ、僕自身は子供たちの変化にあまり引っ張られないことも大事だと思っています。実は僕、稽古場の最終日にやったことを、大楽までやり続けたいタイプ。アドリブとかも含めあまり変わったことをやりたくない。もちろん演出家に求められたら別ですけど。
プロとして、お客様にチケット代をいただき、喜んでいただけるものをお届けするというのはどういうことなのか。一緒に過ごす間に、子供たちはきっと見ていると思います。彼らが今後、表に立つ仕事をしていくとしたら、僕らはそのファーストインプレッションになるわけだから、彼らの模範になるような向き合い方や立ち居振る舞いをしていかないと、と思っています。

――公演回数がとても多いと思いますが、何か体調管理の秘策はありますか。

これだけ公演が詰まっていると、どこの隙間でジムに行くかが大変です(笑)。ずっと続けていることですし、自分なりの運動のペースもありますし。ただ、この作品は結構体力を使いますから、ほかのところで余計な力を使っているとダメな気もしますね。

――最後に、西川さんが「この人ロックだな」と思う人がいたら教えてください。

うちのばあちゃんですかね。デューイみたいな人ですから!ただいま御年100歳。死なないってことが、ロックでしょ(笑)。しかも90歳を超えるまで、悠々自適に一人暮らしをしていたんですよ。好きなものを食べて、好きなところへ行って、行く先々で「私は西川貴教のばあちゃんだ」と言ってへんてこりんな自作の名刺を配って…。足を悪くしてからは施設のお世話になっていますが、職員の皆さんと分けてねってお菓子を持って行くと、全部隠して全部自分で食べるんですよ!自分の生き方を貫いていてロックです(笑)。まさにデューイ。

キャスト&スタッフ

【音楽】
アンドリュー・ロイド=ウェバー

【脚本】
ジュリアン・フェロウズ

【歌詞】
グレン・スレイター

【翻訳・演出】
鴻上尚史

【出演】

出演者

デューイ・フィン役:西川貴教/柿澤勇人(Wキャスト)
ロザリー・マリンズ役:濱田めぐみ
ネッド・シュニーブリー役:梶 裕貴/太田基裕(Wキャスト)
パティ・ディ・マルコ役:はいだしょうこ※/宮澤佐江(Wキャスト)

阿部 裕、神田恭兵、栗山絵美、多岐川装子、俵 和也、丹宗立峰、ダンドイ舞莉花、中西勝之、西野 誠、湊 陽奈、安福 毅
(五十音順)
スウィング:AYAKA、森内翔大

※はいだしょうこ:ロザリー・マリンズ役カバー

《チーム・ビート*》
大久保実生:トミカ(ボーカル)
加藤悠愛:ソフィー(ローディー:楽器セッティング・運搬)
木村律花:ショネル(コーラス)
熊田たまき:ローレンス(キーボード)
後藤日向:ザック(ギター)
佐藤 凌:ビリー(衣裳:スタイリスト)
シーセンきあら:マーシー(コーラス)
中川陽葵:サマー(マネージャー)
三宅音寧:ケイティ(ベース)
村井道奏:フレディ(ドラム)
宮島伊智:ジェイムズ(警備:セキュリティ)
屋鋪琥三郎:メイソン(技術:ステージエンジニア)

《チーム・コード*》
小川実之助:ローレンス(キーボード)
桑原広佳:マーシー(コーラス)
飛田理彩子:ケイティ(ベース)
中込佑協:メイソン(技術:ステージエンジニア)
中嶋モモ:フレディ(ドラム)
平岡幹基:ジェイムズ(警備:セキュリティ)
前田武蔵:ビリー(衣裳:スタイリスト)
真木奏音:ソフィー(ローディー:楽器セッティング・運搬)
三上さくら:トミカ(ボーカル)
三宅音太朗:ザック(ギター)
宮﨑南帆:ショネル(コーラス)
山崎 杏:サマー(マネージャー)

(五十音順)

公演情報

公演名
ミュージカル『スクールオブロック』
上演期間
【東京】2023年8月17日(木)~9月18日(月・祝)
【大阪】2023年9月23日(土)~10月1日(日)
会場
【東京】東京建物 Brillia HALL
【大阪】新歌舞伎座